「地球防衛軍七夕祭り(ver.Yuki)」 七海Xココママ


大事な大事な日なのに、古代くんも私も国の来賓が来るからと防衛軍へ出勤命令。
出勤時間も違って一緒にも行けない。
でも、一番に伝えたくて送信した『Happy birthday…』のメール。
(夕方には二人きりになれるんだから…!)
と自分に言い聞かせる。

式典は、男性は正装、女性は浴衣で出席。やっぱり古代くんが一番格好いい!
司会で壇上にいる私は、古代くんとは少し距離がある。目が合うと笑って返してくれるけど、
古代くんの周りには浴衣の可愛い女の子がいっぱい集まってきて…。
ずっとそばに行きたくて…やっと終わった時には、真っ直ぐ古代くんの胸に飛び込んでた。
「浴衣で走るなよな!」
ってちょっと照れながら受け止めてくれる。

これでやっと二人きりになれると思ったのに、岬さんに急に具合が悪くなった人の
ステージパフォーマンスの代役を頼まれる。
古代くんも
「行っておいで。」
っていうし、仕方ないよね…。でも、フリフリでミニの衣装着て歌って踊るなんて、古代くん呆れちゃわないかな?

ステージに立った私を見て、案の定、固まってしまう古代くん…。恥ずかしくて泣きたくなる。

でも…
パフォーマンスが終わると飛ぶように近付いてくる古代くん…
気がついたら、お姫様抱っこされて会場を走ってた…。
「めちゃくちゃ可愛いけれど、俺の前だけにしてくれ!」
顔が赤いよ?古代くん?!

会場は、凄い盛り上がってしまった…。ちょっと恥ずかしいけれど…
やっぱり嬉しい!やっぱり大好き…。

彼の車に押し込まれて、
「ごめん。でも、俺、たえられないよ!雪が注目を浴びすぎて!」
と強く抱きしめられる。
「このまま連れて帰るよ。」
「でも、プレゼント、ロッカーの中に…」
「プレゼントは、雪がいい!」
それ以上は古代くんの口に塞がれて何も言えなくなる。


後は、二人きりでお祝いしようね…。
…Happy birthday♪古代くん…愛を込めて雪より

お題、SSS:七海

七夕まつり

イラスト:ココママ
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